
10月1日(木)
【視察研修】株式会社大輪/ジェルマン合同会社(大和町)
2社同時に講義を実施。
大輪さんは農地整備を契機に2023年に設立された農業生産法人。
吉田金取北地区の新たな担い手組織として、持続可能な営農体制づくりを推進しています。水稲や大麦、大豆のほか、伝統野菜の「曲がりねぎ」やピーマンなどの園芸品目を生産。
ジェルマンさんは温暖化でわさびの生産量が激減するなか、比較的涼しい県北の中山間地や林の木陰を活かし、東日本最大級の規模で「林間わさび」を栽培。前職の大手メーカーでの経験をもとに、静岡等に代わる新たな一大産地化を推進している。



参加者の感想
「スポーツ選手のセカンドステージとして農業を選ばれていることも素敵だと思いました。」
「わさび業界を熟知した非農家が生産に参入、しかも既存の大産地以外で適地を開拓するというある意味で合理的だが例のない就農・事業化は目から鱗、エポックメイキングな成功事例でとても勉強になりました。他の作物へもこのような成功事例が応用できないか国・農業業界としても参考にしなければいけないと感じた。」
【視察研修】とみやのはちみつプロジェクト(富谷市)

市役所の屋上で養蜂を行うユニークな地域活性化の取組を視察。
市民サポーターと市が連携し、自然豊かな環境を活かした特産品作りを展開。巣箱で熟成させてから採蜜する「とみやはちみつ」は、平均糖度82度以上という濃厚な甘さが魅力で、コンテストでの受賞歴も。
蜂は黒いものに寄ってくるとのことで、視察のドレスコードは「黒NG!」

参加者の感想
「規模は小さくても市民を巻き込んだこのようなわかりやすいプロジェクトを一つ一つ積み重ねる事が、住み続けたい町ランキング1位などにつながっているのかなと感じました。」
「蜂愛にあふれたみなさんのお話がとても良かったです。地域を巻き込む力とそれに応える行政の例を学ばせていただきました。」
【宿泊】アパホテルTKP仙台駅北(仙台市)
10月2日(金)
【視察研修】株式会社舞台ファーム(美里町)

江戸時代から300年以上続く、日本最大級の規模を誇る大規模農業法人。
伝統的な農業に最新テクノロジーを掛け合わせた「農業DX」のフロントランナーとして知られている。
今回は美里にある施設で「マツコの知らない世界」でも紹介されたレタス農場を視察。
参加者の感想
「今人材が不足しているなかで、ほぼ機械化されていること、リスクアセスメントを徹底されていること、地域を巻き込んで活動をされていること、全てが勉強になりました。人件費率が10%以内と言われていましたが、衝撃的でした。
また、米だけ、野菜だけ…の栽培についてはリスクが高いというのは、本当にそのとおりだと思います。自分の県でも若手の農業者の方はそのリスクを感知して、試行錯誤されています。
㈱舞台ファーム様のような設備投資はなかなか難しいかもしれませんが、仕組みや考え方について本当に勉強になりましたので、少しでも農業者の皆様とお話するときに還元させていただければと思います。
本日はありがとうございました」
「日本の農業を担う最先端に触れた想いです。豆苗が出た時も画期的だと思いましたが、「いきてるレタス」の発想の何と素晴らしいこと。一つの閃きから、こんなに大きな事業へと発展するなど、映画やドラマの世界を垣間見たようでした。
また、設備こそ補助を受けていらっしゃいますが、納税・雇用・事業参入機会の創設など、様々な形で地域に還元していらっしゃることが、素晴らしいと思いました。これだけの規模に拡大するには、間違いなく経営陣の手腕あってこそです。10人・30人・100人の壁、1億・3憶・10億の壁を突き抜けていくために、何がその契機なり原動力となったのか、若手農業者に向け、今後ともご経験やお声を発信し続けて頂きたいと思いました」
【視察研修】株式会社トライベリーファーム(石巻市)

減農薬と高設土耕栽培にこだわり、「とちおとめ」や「恋みのり」などを生産。
冬から春には大人気のいちご狩りを開催するほか、直売やアジアへの輸出、贅沢ソース「苺のまにまに」など加工品開発にも注力している。

参加者の感想
「震災で親族を亡くすという困難から立ち上がり、被災前より規模を拡大し尚且つ家族経営が一般的な農業で周辺農家と協業という経営形態で苦労もあったのではないかと想像しますが、輸出含めて多様な販路を開拓され成長されている姿に感銘を受けました」
参加者の感想
「あらためて、リアルな大震災の農場を伺い、胸にしみました。BCP策定の重要性を感じました」
「震災を乗り越えて少しずつ拡大している姿に感動しました。年間を通じて売り上げを確保するため、いちご商品の開発にも取り組まれていることに姿も素晴らしかったです。」
【視察研修】株式会社デ・リーフデ北上(石巻市)

オランダ式の先進的なガラスハウスを導入し、高品質なトマトとパプリカを通年で一貫生産・販売する農業生産法人。
東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の農業再生と、雇用の創出を目的に2014年に設立。
「デ・リーフデ」とは、オランダ語で「慈愛」。同社はこの言葉を理念に掲げ、作物、食べる人、働く仲間、そして地球環境へ向けた「4つの愛」を大切にしている。

参加者の感想
「「農業を数値化することで成功できる」との言葉に農業と会計の関係の深さと税理士の責任の重さを感じました」
「単に補助金で巨大なオランダ式ハウスを導入しただけでなく、細かな工程改善を積み重ねて収量を増やし生産性も高めていかれた積み重ねが素晴らしいと思いました。明確な数値目標を与えて、遅い場合は個別面談で課題を把握するなどスタッフに寄り添った育成という話は大変参考になりました。阿部様のような幹部が企業成長を牽引している様子が印象的でした」
【昼食】飛翔閣(石巻市)
【宿泊】石巻グランドホテル(石巻市)
10月3日(土)
【見学】門脇小震災遺構(石巻市)

東日本大震災の津波と津波火災の爪痕を今に伝える震災遺構。
両方の被害痕跡を色濃く残す全国唯一の施設として校舎を公開。被災車両等の実物資料や映像展示を通じ、当時の迅速な避難行動や事前訓練の重要性を学ぶことができる。
命を守る教訓が詰まった、深く考えさせられる場所。
参加者の感想
「災害に対する知識の必要性と正常性バイアスの弊害をしっかりと再認識させられました。やはり、現地で見聞することの大切さを痛感しました。」
「画面越しにしか存じ上げなかった現状を垣間見て、何と言ってよいか言葉を失いました。震災後の取り組みの一端を拝見させて頂き、改めて、自分たちが住む町も、たくさんの人の力で作られているのだと、実感し感謝する良い機会となりました。」
【視察研修】株式会社夢実堂(大郷町)

東北最大級の規模を誇るベビーリーフの生産販売を行う農業法人。
「夢実る大地を未来につなぐ」を理念に掲げ、有機JAS認証やGLOBALG.A.P認証を取得した安心・安全な栽培を実践。
過去の台風被害による農場全損を乗り越え、現在は先進的なハウスも導入しながら合理的な栽培と効率的な出荷体制を構築し、東北や関東のスーパーへ高品質な葉を届けている。

参加者の感想
「2日目の最新鋭の施設園芸との対局に位置するといえる取り組みで、しっかりとした粗利益率を実現されており、感服致しました。農業経営の方向性は一つではないと再認識することができました。」
「生育状況の異なる圃場を見せていただくことで、時系列的に拝見することができ勉強になりました。こちらでも数字と農業のお話を聞き、農業に関わる税理士の重要性を再認識しました」


